これから結婚する人たちへ ~新しい結婚準備のカタチ、教えます~ 「第二弾 指輪にまつわるエトセトラ」

■プロポーズに対する具体的データ

プロポーズのことが気になっていたので、少し前に調査してみたところ、約60%の人がプロポーズしているとの結果でした。
また、女性は約75%がプロポーズして欲しい、かつ指輪も欲しい、と言っていました。
この差は興味深いですね。女性はプロポーズしてもらいたいにもかかわらず、実際にプロポーズした男性は60%。
さらに、サプライズで指輪を渡したのは10%にも満たなかったんです。
とりあえずプロポーズだけして、終った後、指輪を一緒に買いに行く、というのが今の流れ。
なぜそうした流れかと言うと、1人で買いに行っても、「これじゃ嫌だ」と言われるのが怖いんですよね。

もう一つ買ってあげればいいじゃないですか。

<一同 大爆笑>

確かに。ケチケチしないで、もう一つ買うぐらいの心意気が欲しいですね。

ちなみに、プロポーズされなくても良い、という残りの25%はどういうマインドなんでしょうか?
不思議ですね。

「私がプロポーズするから」、という回答もありました。

なるほど。
男気のある女性もいらっしゃるんですね。
女性がビジネスの世界に本格的に進出して、同じ土俵で男性を見るようになると、男性のだらしないところとか、頼りないところが沢山見えてしまうんでしょうね。

パートナーエージェントさんが行った「結婚に関する調査」の結果で、「結婚したくない」という人が10%弱いたそうです。プロポーズの必要性を感じない25%の中には、「そもそも結婚したくない」と思っている人もいるのでしょう。

株式会社ファーストアドバンテージ 代表取締役 桂 太郎

それは驚きです。ショッキングな数字ですね。
欧米と日本の結婚に対する一番の違いは、結婚して女性が経済的に豊かになるとか、働きやすくなると考える比率が大きく異なり、日本ではプラスに考える人がほとんどいないようです。
それが結婚に対するネガティブな感情に結びついているみたいですね。
今の日本の社会では、結婚するメリットが小さいんですよ。

おっしゃるとおりです。
日本ではまだ、結婚したら家庭に入って、という古き悪しき慣習が残っているのかもしれませんね。
家庭に入ったとしても男性の収入が増えるわけではないので、その分生活が苦しくなってしまう。
そういう点が結婚したくない女性を増やしてしまっているのかもしれない。

その辺も変えていかなければなりませんね。

社会もまだまだ厳しいじゃないですか。
特に、子供を持った家庭には厳しい世の中です。
弊社は女性社員比率が80%なのですが、福利厚生制度は、まだまだ充実していません。
法令プラスアルファ程度は整えていますが、よりよい就業環境を整えなければ、働く女性を安定的に確保することは難しいと考えています。

■社会貢献活動

御社は社会貢献活動が盛んだとお伺いしたのですが、どのような取り組みをされているのですか?

プリモ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 澤野直樹

まず、社会貢献活動を行い始めた背景の説明をさせてください。
我々のビジネスは商品での差別化がきわめて難しいと考えています。
なぜならば、ブライダルリングは一生ずっと着けられるものなので、デザインが奇抜なものや、癖があるものは売れにくく、どのような企業もシンプルなものを打ち出してくるからです。
したがって、商品力によって差別化し、ブランドロイヤリティを高めるのはきわめて難しい。
では差別化するにはどうすればよいか。そこで着目したのが、「人」です。
高い人間力によって、お客様には指輪(ハード)だけではなく、サービス(ソフト)を含めて購入頂こう、と考えました。
そうした考えがあるからこそ、弊社は社員教育にこだわりを持っています。
プリモジャパンの社員は入社したと同時に「プリモカレッジ」という大学に入学し、3年間教育を受けます。
身の丈に合わない額かもしれませんが、カレッジの維持費で年間1億円かけています。
それほど教育に取り組んでいるからこそ、社会貢献活動でも教育に関連することを行いたかった。
だから、弊社は昨年、ベトナムに幼稚園を作りました。
図らずも教育が受けられないという恵まれない子供たちに、教育を受ける、あるいは学べるという場を提供したかったからです。

すごいですね。
プリモカレッジは社員の皆さんが通われているんですか?

全員通っています。卒業するまでの3年間に、プリモイズムを学び、人間力やコミュニケーション能力を高め、おもてなしの精神を追求しています。
指定図書25冊を全部読んで感想文を提出したり、EQを高める研修を受けさせたりしています。
そういう企業だからこそ、恵まれない子供たちに学ぶ場を提供するのは弊社の社会的責任だと思うのです。
あとはピンクリボン活動や、温暖化の問題への取り組み、ゴミ拾い活動などを行っています。
そういう社会貢献活動をしているというところで、「ただ売って利益を出せば全て良し、というものではない」ということを学ばせたいのです。
弊社の社員には、以上のような活動を通じて、心の優しい人間になってもらいたいです。

素晴らしい取り組みですね。
人間の幅って、本当に、ダイレクトに接客に反映されますよね。

さらに、そうした社会貢献活動は立候補によるクロスファンクショナル組織で運営しています。
様々な部署から立候補した社員がチームになって、社会貢献活動を深く考えるとともに、どのような活動を行うか、も決めているのです。

ちなみに、いくつくらい形になったのですか?

昨年から始まったのですが、大きくは次の5つの活動が起案され、実行されています。
(1)ゴミ拾い
(2)チームマイナス6%
(3)ピンクリボン活動
(4)店舗における社員の募金活動
(5)プロミスダイヤの募金

全てこのチームから出てきたアイデアなんですね。
これは本当に意味が深いですね。

■まとめ

ブライダル業界、ジュエリー業界は本当に閉鎖的な業界だと思うんですね。
ここはもう少し交通整理をして提供する価値を高めていかないと、絶対にユーザーが離れてしまう。
少子化でマーケットが縮小する以上におかしくなっていると思います。
業界のトップマネジメントも我々団塊ジュニアに世代交代していますので、右手で殴りながら左手で握手して、お客様目線で業界を変えていかないと大変なことになってしまうんじゃないかと思います。

ジュエリーというくくりの中でいると、ブライダル業界との接点が薄まっているんですかね。
御社のように、両方に足をかけてポジションとっていらっしゃるところって今までほとんどなかったですもんね。

弊社はブライダル・ジュエリー専門店ですからね。暫くはブライダルに注力するつもりです。

繰り返しになりますが、リーディングカンパニーの人たちが業界としての視点をより強く持って頂かないと互いにとって良くないですよね。それは今まで気が付かない視点でした。

控えめに、あまり調子にのらずに。
自分達だけの利益を考えるのではなく、まずは業界を盛り上げ、それから各社が競争する。
今の社長という立場では、「結局は自分達の会社の利益のためにやっているんだろう?」と誤解されかねませんが、着実に推進していきたいと思います。

本日はありがとうございました。

ありがとうございました。