これから結婚する人たちへ ~新しい結婚準備のカタチ、教えます~ 「第二弾 指輪にまつわるエトセトラ」

■挙式に重きを置く意識をつけてもらうにはどうしたら良いか?

やはり他人同士が一緒になる時は、決めごと(契り)をしっかりとしなければなりませんよ、という文化を創らなければならないと思います。

そもそも、それは元々あって当然の話ですよね。
恐らく、太古の昔から、冠婚葬祭はそうした儀式を行ってきたはずですし。
今はそこが放っておかれているのかもしれませんね。

プリモ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 澤野直樹

人は1人じゃ生きていけないですし、遠くの家族より近くの他人、と言います。
誰かにきちんとお披露目しなければいけない、というメッセージを伝えて、そのまま披露宴をしっかりやる。
海外で2人だけでするのも良いですが、日本でもお披露目を行うのが当たり前、という状態にする必要がありますね。
リクルート社の統計では、挙式披露宴にかける費用が年々下がっているようです。
金額の多寡はさておき、お客様には一定額の費用をかけてもきちんとお披露目する、という文化を創ると同時に、サービスを提供する我々が、金額にふさわしい価値も創造しなければなりません。
それがないと、現在の大きな流れをとめることが出来ず、セレモニーが形骸化されてしまいますよね。

そうですね。
他人との関係が希薄になるのとイコールで、挙式披露宴に対する動きが減ってくるという悪い連鎖がありますよね。コミュニケーション能力とか、人との関わりを密にすることを併せて解決しないと、抽象的な話では問題解決にならないと思います。
もしかすると、その中に指輪の果たす役割は大きいかもしれませんね。
先ほどの話でも出たように、もともと指輪は「ご縁」とか「つながり」とか、目に見えないものを形に表すために贈り合うものですから。
そうした概念を入り口にして、流れを変えていくことはできるかもしれませんね。

少し違う角度からの物言いですが、現在の結婚適齢期の男子は弱い気がします。

致命的な感じですね。

いわゆる、草食系と呼ばれている男性群が多いですよね。婚約指輪を内緒で買ってプロポーズするという、勇気のある男性が少ないんですよ。メールでプロポーズする人もいるらしいですね。価値観を否定するつもりは全くありませんが、決めるときはびしっと決めて欲しい。

メールのプロポーズなんて法律で禁止したらいいんですよ。

<一同 笑>

相手に嫌われたくない、相手が好きなものを買ってあげたい、という気持ちなので、お店に一緒に来るんです。
指輪を見に。
私の前世代の強い人たちは自分で買っていました。
「俺が買ったものを気に入らせるんだ」と。決して男尊女卑をするわけではないのですが、男性にはそれくらいの思いというか、魂を持ってもらいたいですね。
もっと女性をリードして欲しい。

欧米にはプロポーズの文化がありますよね。膝まずいて、とか。
日本はどうなんでしょうか?
家同士の結婚だから、あまりないのかもしれませんね。

日本でもプロポーズはあると思いますよ。ただ、従来型のものではなくなってきている。

男性の教育から始めなければなりませんね。

そうですね。弊社の男性社員もとても弱いので、研修として一回山篭りでもさせようかと考えています。

<一同 爆笑>

今の若い人たちは、男はこうあるべきだ、という男性(男)教育を親から受けていないのではないでしょうか。男女差別がどうこうではなく、心身の男女の差、をしっかり教育されていない気がしますので、そこもしっかりしないと。

それとは別に、指輪をもらう女性側も「婚約指輪をもらっても・・・」とか、「婚約期間だけ着けるものに数十万円かけるなら別に使おう」、という一見合理的な考え方をする人も増えているようです。
そうした気持ちをどのように変えていくか、も我々の責任だと考えています。ダイヤモンドの意味ももう少し明確にする必要がありますね。

株式会社ファーストアドバンテージ 代表取締役 桂 太郎

合理的になりすぎて、指輪をつけたりする、ドレスアップする場も減ってきている感じもしますよね。
ドレスアップして出かける機会がもう少し増えたら、普通に考えればアクセサリーが必要になる気がします。
ファッションのアクセントには不可欠だと思うんです。
そのあたりも含めて、テコ入れしていきましょう。
男性教育から行うのは結構面白そうですね。

今、ゼクシィに「男のゼクシィ」って特集あるじゃないですか。
そこにプロポーズ特集を組んで、最後にダイヤモンドを贈る意味、贈る場所のシチュエーション、など、情報発信していくのも良いかもしれません。

なるほど。
我々も男性向けのWebサイトを立ち上げています。
男性は女性よりもロジカルに考える傾向があるので、当社のサービスの合理性などを訴えたりしているんです。
例えば、当社に依頼するとどれだけコストカットできて、クオリティが上がるか、など。
そうした切り口と併せて、教育的側面も入れていったら良いかもしれませんね。